研究室閉鎖・法人一括買取公開 2026.06.01更新 2026.06.01

機密性の高い研究機材を売却する時の NDA・情報管理の考え方

結論

機密性の高い研究機材を売却する際は、NDA(秘密保持契約)の締結と、機器内部に残るデータの消去が基本です。測定データ・設定・カスタムプログラム・記録メディアを売却前に確実に消去し、必要に応じて NDA を結ぶことで、情報漏えいのリスクを抑えられます。当社は NDA 締結に対応しています。

この記事でわかること

  • 1.売却時に機密情報が残りうる箇所
  • 2.NDA を締結する意味と進め方
  • 3.内部メモリ・記録メディアのデータ消去
  • 4.社内で確認すべき情報管理の手順
  • 5.輸出管理が関わる場合の注意

機密情報が残りうる箇所

計測器には、見落としやすい場所に情報が残ることがあります。売却前に次の箇所を確認してください。

  • 内部メモリ:保存波形・測定データ・スクリーンショット
  • 記録メディア:USB メモリ・メモリカード・内蔵ストレージ
  • 設定・プロファイル:測定条件・ネットワーク設定・ユーザー登録情報
  • カスタムプログラム・任意波形:独自に作成した波形・テストシーケンス
  • ラベル・付箋:管理番号・プロジェクト名・担当者名の記載

NDA を締結する意味と進め方

NDA(秘密保持契約)は、取引の過程で知り得た情報を第三者に開示しないことを取り決める契約です。研究内容・機器構成・取引条件などの機密保持が必要な場合に締結します。当社は NDA 締結に対応していますので、社内指定の様式がある場合は事前にお知らせください。様式がない場合は一般的な内容でご相談いただけます。

補足

NDA は「データ消去の代わり」ではありません。データ消去(物理的・論理的な情報の除去)と NDA(契約上の保護)は併用するのが基本です。

データ消去の進め方

データ消去は、機器の取扱説明書に記載された初期化・リセット手順に従って行うのが基本です。記録メディアは取り外し、社内ルールに従って消去・破棄します。消去手順が分からない場合は、機種をお知らせいただければ一般的な手順をご案内できる場合があります。

ご注意

高度な機密性が求められる場合(防衛・先端研究等)のデータ消去基準は、社内の情報セキュリティ規程・所管の基準に従ってください。本記事は一般的な考え方の整理です。

輸出管理が関わる場合

一部の高性能な計測器・分析機器は、外為法や米国 EAR などの輸出管理の対象になる場合があります。海外への転売・輸出が関わる取引では、該非判定が必要になることがあります。当社は該非判定について専門家・メーカー確認のサポートを行いますが、最終的な判断は所管・専門家にご確認ください。

情報管理の対応整理(一般的な進め方)

対応目的誰が行うか
データ消去機器内の情報を除去売却側(社内ルールに従う)
記録メディアの取り外し外部メディアの情報保護売却側
NDA 締結契約上の秘密保持双方(当社対応可)
輸出管理の該非判定法令順守所管・専門家(当社はサポート)

よくある質問

はい。NDA 締結に対応しています。社内指定の様式がある場合は事前にお知らせください。様式がなければ一般的な内容でご相談いただけます。

基本的には売却側で社内ルールに従って消去をお願いしています。手順が不明な場合は、機種に応じて一般的な初期化手順をご案内できる場合があります。

プロジェクト名・担当者名などが記載されている場合は、売却前に剥がすことをおすすめします。資産番号シールの扱いは社内ルールに合わせて対応します。

輸出が関わる場合は該非判定が必要になることがあります。当社は該非判定のサポートを行いますが、最終判断は所管・専門家にご確認ください。

NDA を締結したうえで、研究室単位の一括査定・買取に対応します。詳しくは研究室閉鎖・移転時の処分ガイドをご覧ください。

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